食道外科・胃外科

食道外科・胃外科

外来担当表、臨床試験・治験などのご案内です。

外来担当表

外来 食道 川田 小郷 川田
川村
藤原
新患担当 徳永 谷岡 新患担当 奥野
手術
内視鏡
AMのみ

食道外科 診療内容

食道外科ではあらゆる食道がん(図1)を対象に診断・治療を行っています。

  • (1) 胸部食道きょうぶしょくどうがん (いわゆる食道がん)
  • (2) 頸部食道けいぶしょくどうがん (のどに近い部分の食道がん)
  • (3) 食道胃接合部しょくどういせつごうぶがん (食道と胃の境界領域のがん)
      胃外科と連携して診療
  • (4) 頭頸部表在とうけいぶひょうざいがん
      頭頸部外科と連携して診療
  • (5) 食道粘膜下腫瘍などの良性腫瘍
  • (6) 胃食道逆流症や食道アカラシアなどの食道良性疾患
食道外科の対象疾患(図1)

上記疾患に対する当科の診療の特色は以下の通りです。

  1. 胸腔鏡・腹腔鏡手術 (+ロボット支援手術)
    食道外科専門医および内視鏡外科技術認定医による傷の小さい低侵襲手術が標準です。
  2. 縦隔鏡手術
    低肺機能など体力面に懸念がある患者さんに対してさらなる低侵襲手術として根治的・非開胸食道亜全摘も行っています。
  3. 頸部食道がんに対する喉頭温存手術
    できるだけ失声(喉頭摘出により発声機能を永久に失うこと)を回避した手術治療(喉頭温存手術)を行います。
  4. 内視鏡を用いた安全な早期経口摂取
    手術直後の食事を摂れない期間がなるべく短くなるよう負担の少ない経鼻内視鏡を活用して安全を確認しています(図2)。


  5. 食道表在がん・頭頸部表在がんに対する内視鏡治療
    経鼻内視鏡による見落としの少ない食道がん・頭頸部がんスクリーニング検査を行っています(図3)。
    ESD、EMR、ELPS、APCなどの内視鏡治療(救済切除を含む)を行っております。
    内視鏡を用いた胃瘻造設や食道ステント留置も当科で実施しています。

  6. 胃外科との合同診療体制
    生活様式の欧米化に伴い増加している食道胃接合部腺がんに対して、胃外科との合同診療で治療を最適化しています。
  7. 高度進行がんに対する集学的治療
    さまざまな治療を組み合わせて根治およびQOL向上を目指した治療を行います。

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胃外科 診療内容

胃外科は胃の病気全てと、胃切除後の胆石症、腹壁ヘルニア(鼠径ヘルニア、腹壁瘢痕ヘルニア)など、一般外科疾患の診断と治療を行っています。

  • (1) 胃がん
  • (2) 食道胃接合部がん (食道と胃の境界領域のがん)
  •   食道外科と連携して診療
  • (3) 胃粘膜下腫瘍(GISTなど)
  • (4) 腹壁ヘルニア(鼠径ヘルニア、腹壁瘢痕ヘルニアなど)

上記疾患に対する当科の診療の特色は以下の通りです。

  1. 腹腔鏡・ロボット支援手術
    腹腔鏡およびロボットを用いた低侵襲手術を積極的に行っています。Davinci Xi システムを用いたロボット手術(保険適応)を腹腔鏡手術と同じ費用(患者負担)で受けることができます。また、進行胃がんに対する手術や、胃全摘術、噴門側胃切除術など、難易度の高い手術に対しても、低侵襲手術を行っています。
  2. 内視鏡治療
    消化器内科と協力し、早期胃がんに対する内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)や、胃粘膜下腫瘍に対する腹腔鏡・内視鏡合同手術(LECS)などの治療も行っています。
  3. 食道外科との合同診療体制
    食道胃接合部がんや食道浸潤を認める進行胃がんに対して、食道外科との合同診療で治療を最適化しています。
  4. 高度進行がんに対する治療
    術前・術後化学療法(抗がん剤治療)を行うことで、進行がんの根治およびQOL向上を目指した治療を行います。
  5. 腹壁ヘルニア治療
    腹壁ヘルニア治療にも低侵襲手術を取り入れ、早期の社会復帰ができるよう取り組んでいます。大きなヘルニアや再発ヘルニアの治療も行っています。